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トリスタンとベイオウルフ

クローズアップ現代・ブンガクに異変あり!?

小説なんて、最近じゃ「銀英伝」しか読んでねぇよ(汗)状態なわたくしですが、興味があったので見てみました。
NHK/クローズアップ現代

最近10代20代の若手作家が多く台頭している背景をさぐる内容でした。

若者の中でメールやネットが必需品になり、文章を書く機会が今まで以上に多くなってきていることから、小説を書く人が急増しているそうです。
文体も作家として大成している人の模倣とかではなく、メールで使うような会話文の短い文節で構成されているパターン。加えて漫画に使用する効果音そのままに文章に使うとか。

確かにライトノベルが急成長な時代だから、いわゆる純文学に挑戦する人も増えてもおかしくはないけど、それにしても出版社が注目しだしたことが意外な感じがする。つまり、この手のは売れる!と判断したわけですね。
恋愛とか日常の小さな事件とか、そしていじめとか。テーマが若者に身近なだけに、文章技術がどうのという前に、読者が共感しやすいってことが大きいかも。

でもジャンルは「ライトノベル」じゃないんだ。
ファンタジー系だとなんかオタクっぽいジャンル扱いなのに、恋愛とかになると社会的に話題になるってなんか差別じゃない?
そもそも漫画だったら10代20代作家がたくさんいるのに。そもそも、若者「だけ」が読むジャンルの作家は若いというのは当たり前な認識だったのかしら。
なんで作者が若いというだけでそんな大騒ぎになるのか、いまいち理解しがたいところがある。
そりゃ、資料分析を駆使した大作を書いたのが10代だって言ったら、すごく驚くけどさ。資料を使うこともある程度訓練が必要だから。
by taba-aki | 2005-03-07 22:18 | TV・映画(アニメ以外)