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トリスタンとベイオウルフ

「ふたつのスピカ」を見て思い出したこと

主人公アスミちゃんが純粋なだけに、自分の心が痛くなった。
私が中学生の時に宇宙学校が存在していたら絶対受験したな、と。そして彼女たちがうらやましいなと軽い嫉妬も覚えた。


今週はリアルタイムで「マ王」を見て、何となく気が向いてそのまま「ふたつのスピカ(8話)」を初めて見たのだけど。これって宇宙飛行士をめざす少女の物語だったのね。

実は私も中学〜高校前半まで宇宙飛行士に憧れていた。過去形なのは、もう宇宙が「あこがれ」ではなくなったから。

中1の頃、進路の授業で、生涯設計を作るというのがあって、自分がどんな職業について何歳で何をやっているかという未来年表を作るというのがあったのです。自分の希望する仕事にはどうやったらなれるのか、どんなライフスタイルになるのかを実感するのが目的だったらしいけど、これが自分にとってはかなりの難問で。

だって学校の先生とかになるのと違って、宇宙飛行士ってどうやったらなれるのか確立していないもの。結局、何も書けず未提出だった。担任も催促しなかったし。

中3の時に志望校を決める面談で、進学校を希望する理由に宇宙飛行士になりたいことを担任に言った。
すると、「それなら理系に進むべきだが、その割には数学の点数が悪いな。無理じゃないのか?」と言われてしまって、帰宅してから大泣きしたこともある。

その時はすごく悔しくて、その勢いで高校に受かったようなものだった。卒業時に担任に声のメッセージを録音する時に「絶対宇宙飛行士になるから」と、確か言ったような気が。

高校の時は、やっぱり意地で理系のクラスに行き、物理も選択した。ところが物理は私にあわない学科らしく、最低点9点(100点満点)をとったときはさすがに自分の情けなさに泣けてきたよ。


結局どうなったかといえば、生物の方が向いていると進路変更して、今じゃ獣医学科に在籍しているわけで。あの時の誓いはどこへ行ったのやら(汗)。
宇宙飛行士の夢はなくなったと言えば、それは嘘になる。心の隅っこでやっぱりどこかにあこがれのかけらがへばりついている。ふたつのスピカを見たら、心の奥底にしまっておいた気持ちが少し刺激されてしまった。

チャンスがあればやはり宇宙で働きたい希望は、たしかにまだ心の中に存在している。
ところで獣医師ってのは使えるのかな?
by taba-aki | 2005-03-24 16:53 | 漫画・アニメ