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トリスタンとベイオウルフ

不毛地帯・最終回

今年度で一番気に入っていたドラマ「不毛地帯」が終わった。
原作小説と比べるとだいぶカットしたり改変した部分が多かったけど、戦後日本の発展に寄与した商社を描いたドラマとしてはかなり面白かった。
これはどうなっちゃうの?と次の展開が気になる演出は、チャングムに似ていてかなり焦らされた感があった。

が!
最終回はちょっといただけなかったな。
なんと言っても、エピソードを詰め込みすぎてテンポが早過ぎるせいで中盤で堪能できた深みが感じられない。
石油掘削利権を得るまではあんなにしつこく描いていたのに、石油が出た!あたりは扱いが軽いのなんの。石油開発で手を組んだ米オリオン石油と利益配分をめぐっての確執とか見たかったなぁ。
主人公の壱岐は老いた社長を退陣に追い込み自らもあっさり商社をやめてしまう、その辺りの心理的描写もいまいちよく分からんかった。
シベリア訪問で仲間が眠る地で慟哭するシーンで終わってしまったのだが、出来れば日本に帰国して再びビジネス戦争に身を投じるのであった、みたいな展開だったら良かったのに。

どう考えても、2時間スペシャルにすべき内容だと思う。じゃなければ、あと2、3話くらい費やして欲しかった。
いいドラマだっただけに、もったいない…
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by taba-aki | 2010-03-11 23:59 | TV・映画(アニメ以外) | Comments(0)

ローレライ

国試も終わったし、2月24日にテレビ放映していた「ローレライ」を見てみた。
もっとも当日に放映があることをゼミ室で聞いて(その時点で既に21時)、帰宅後22時から録画したから後半半分からだけど。


原作は読んでいないし、映画も見ていないけど、
2週間くらい前に、ゼミの男子たちと「日本の戦争映画はダメダメ」論を活発に議論したばかりだけど、
まじめに作った戦争映画なのかな?と気になるので半分だけでもと見てみた。


あれですね、こんな見ていて胃が痛くなる映画も珍しかった。

戦争映画なのだから人が死ぬのは仕方がない事なのだけど、
ワタシ的には伊507の絹見艦長が結構おいしいキャラだったので、0083のシナプス艦長みたいだ〜とか思いながらわくわくして見ていたんだけど、この人が決断しなきゃいけないことって「究極の選択」ばっかり。おかげで見ているこっちも自分だったらどうしよう...と胃がキリキリしちゃった。
N式潜を発進させるために注水する際、落としたボールを拾おうとして腕が溝に挟まりとれなくなった兵士が避難できなくなって、結局殉職させる命令を出さざるを得なかったり(これは、なんども「腕切れや!」と思った)。
攻撃を受けて低下した電力を復帰させるために、右腕ともいえる部下を危険な電源室へ作業に向かわせて死なせてしまったり。

なんで日本ってのは、他人への自己犠牲的な死の表現が好きなんだろう。
大学1年のキリスト教学で見た「塩狩峠」以来、どうも自己の命とひきかえにというのが苦手になっている。


艦長のセリフで一番感心したのは、大人が始めた戦争なのに子供の力(つまりローレライシステムのこと)で勝とうとしたことに反省し、戦争は大人でけりをつけなければならない、みたいなことを言ったところだった。

ああっもう!これを
SEEDシリーズの連合やザフトのお偉いさんたちに聞かせてやりたい!!
と、切に思った。


特撮はイージスに比べたらずいぶん頑張っている印象があったけど、やっぱどう考えても米軍の大艦隊対1潜水艦という図式はあり得なさ過ぎ。
あんたはスーパーコーディネータ・キラが搭乗するストライクフリーダムですか!
ってなくらいの無敵さでしたねえ。だってあんなに爆撃を受けても被弾数が圧倒的に少ないし。
ついでにいえば、ラストで核搭載爆撃機撃墜を果たした伊507がゆっくり潜航していくんだけど、武器も使い果たした身でおそらく米軍艦隊に袋だたきにされたはずなのに、その描写をしなかったのがデザートが出ないコース料理みたいでなんだか不満。
戦争映画なんだから、きれいに終わらせなくてもいいのに。
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by taba-aki | 2007-03-04 23:56 | TV・映画(アニメ以外) | Comments(2)

亡国のイージス

今度の火曜日に試験があるので勉強しながら見ていたのだが(いや、番組の間に勉強していたというべきか)、話はそこそこ面白かった。
細かいところであちこち突っ込みたい気分になった映画ではあるけれど。


まず、最後のいそかぜ撃沈の特撮はかなりいまいちだった。
東京湾で沈没って設定だから派手な演出がやりにくい(大爆発させたら沿岸地域がひどいことになる)せいもあるけど、なんかちゃちっぽい。
ついでに言えば、副長が残って艦を自爆させるって展開はすごくありきたりな感じがした。似た展開だったガンダム種運命のトダカ一佐の件の方がマシに思えるのはどうしてだろう。
好きキャラフィルターがかかっていなかったこともあるけど、副長の戦う理由と有能さがよく分からなかったせいもあるかも。



いそかぜの幹部連中がなかなかのイケメンなのに、後半無駄にバタバタ死んでいくのが実にもったいなかった。
副長をのぞいたら砲雷長くらいだろ、ドラマっぽいのがあったの。特に、あの落下してきた爆弾を空中でキャッチしてそのまま墜落死した三尉(だったかな)の兄ちゃんは本当に無駄死にだった。
先任伍長に艦の指揮権が移った時点で、叛旗を翻して大乱闘とかになってくれれば良かったのに。


アニメだったら、もう少し迫力のある映像になっただろうに、もったいない。
原作はずっとマシらしいから、後で読んでみようかな。
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by taba-aki | 2006-10-30 00:13 | TV・映画(アニメ以外) | Comments(0)

映画版電車男ってさ〜

テレビでやっていた映画版の電車男を思いきり途中の21時半過ぎから見たんだけど、アレはなんか微妙な映画だねえ。
書籍版は立ち読みで済ませ、去年のドラマ版は最終回しか見ていないし、コミックス(ヤングサンデー版)も途中までしか読んでいなくて、結局「電車男」は知識が中途半端なワタシだけど、今回はちょっと思ったことを書いてみる。


ハッキリ言って電車くんビビり過ぎ。
エルメスさんは「好き」って言っているのに、自分に自信が持てなくて自分で勝手にパニクって自滅して。恋をすると人は不器用になるらしいけど、あれは不器用すぎるだろ。オタクとかいう前に男としてどうかと思うのだが。
特に初デートで彼女放置プレイなんか。そもそも「最高のデートをしなきゃ」という思いばかり先走って、彼女と一緒にいる瞬間を楽しむという心の余裕が全くなし。このあたりの勘違い野郎ぶりは、「電影少女」のヨータくんを彷佛させるところがあった。

エルメスさんはきっと電車くんのピュアすぎる一途な面に惹かれたのだろうけど、もしかして「情けない男」に多少なりとも優越感を感じたりはしないのだろうか。映画版はあきらかにエルメスさんのほうが「大人」なので、未熟な男を自分好みの紳士に育て上げようという「逆紫の上」を目指しているとも見えなくもないんだけど。


情けない電車くんではあったけど、「パソコンが欲しい」というエルメスさんのためにパンフレットに付箋びっしり書き込みは脱帽。
いやぁ、ワタシも友達とか先輩とか先生からのパソコン購入相談を受けたりすることがあるんだけど、あれほどの熱意はない。やはり相手が好きな人だから?ワタシなんかあまりオタっぽく見られるのが嫌だから、相談には気持ち半分くらいの熱意で対応してる。それでも「用語が分からない」と言われることがしばしば。それを見越しての付箋作戦はさすがとしかいいようがないわな。
それだけに映画のシーンに二人で仲良くパソコン選びがなかったのがちょっと残念。電車くんのパソオタ知識全開でエルメスさんちょっと引き気味なーんてのを見たかったけどな。



そういえば、この映画を見ている最中になぜか漫画部の某E先輩を思い出してしまった。全体の雰囲気がなんとなく似ている感じがしたから(あくまで在学中のイメージであって、現在とはまた別の話)。あの人はワタシの知っている人たちの中でジャンルが広くて深い最強オタだったから、たぶん電車くんごときには勝てないと思うな。
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by taba-aki | 2006-09-16 23:58 | TV・映画(アニメ以外) | Comments(0)

sawーソウー

18日の暖かい(むしろ暑い)昼下がり、漫画部の部室で映画「SAW」を見ました。
後輩がレンタルしていたDVDで、サスペンスホラーというから恐いのが苦手なワタシでも大丈夫かなと思ったんだけど。
(以下ネタばれがあります。ご注意。)


感想。

恐いです。すごい恐いです。

ホラー物を見なれていないので、残酷に被害者が死んでいくシーンのたびに心臓が縮む思いをするくらい恐く、
凄惨なシーンをギャグとしちゃう後輩に軽く腹を立ててしまうくらい恐いです。

それでも物語に引き込まれてしまうので、構成としてはかなり優れた映画。
でも、
やっぱり恐いよ〜


一番恐いと思ったのが
妻子が危険にさらされていることを知った外科医ゴードンが、半分パニックになりながら片足につながれた鎖から逃れるために自分の足を糸ノコで切断してしまうところ。
麻酔もない状態で自分で自分の足を切断なんて、痛いよ、痛すぎるよ〜


2番目に恐いのはジグソウの「命をかけたゲーム」に参加させられた被害者の各種シーン。
時間制限で脱出可能性を残すものの、ゲームに失敗したら即命はないという残酷な結末が待っている。
顎を粉砕される装置を取り付けられた女性が、恐怖に顔をひきつらせ、装置を外す鍵を手に入れるために筋弛緩剤で動けなくなっている「生きている」男性の腹を裂いて胃腸から鍵を取り出すシーンなんか、グロすぎて忘れられません....
この女性以外の被害者はほとんどゲームオーバーで死亡しているし。



とにかくも恐いのは、メインシーンの朽ちたバスルームという舞台。
ここに主人公二人が鎖で繋がれて監禁されているわけ。
このバスルームのくたびれさが、ワタシがたまに見る悪夢の舞台にそっくりなんだよ、もう....
悪夢の場合は、バスルームというか学校などの広いトイレなんだけど、なぜかいつも扉が壊れかけていて、トイレは汲み取り式あるいは汚物で詰まった水洗トイレで非常に汚い。ひどい場合には、扉さえなくただつい立てがあって便器が設置してあるだけなんてものもある。
何か恐ろしいもの(特に形はナシ)に追い立てられてトイレに逃げ込む夢の中のワタシ。なるべくきれいな(比較の問題で実際はかなり汚い)トイレをセレクトして扉を閉めるものの、その恐怖はどんどん迫ってくるというパターンが一番多いです。

幸いにも、見つからずにやりすごすことがほとんどだけど。


絶望的な状況にパニックを起こす人間を見ると、あまりのひどさに胸が締め付けられます。自分がされたらどうしよう!なんて思うと、恐くてたまらないです。




こういうジャンルを見るのが平気な後輩くんたちには敬意を評したい。
それくらい、ワタシは実は恐がりです。
見終わったあとゼミ室に戻ったんだけど、30分くらいドキドキ感が治まらなかったもん。
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by taba-aki | 2006-05-19 01:33 | TV・映画(アニメ以外) | Comments(0)

怒濤の試験週間も半分を消化。勉強中心の毎日を送っていますが、やはり基本的に駄目なところはあるようで。
昨日見ちゃいましたよ、TVチャンピオン

で、今日の試験結果ですが。
なんとかなりそうな予感〜。4時間睡眠の割には。




試験終了後、友達と最近あまり寝てないね〜の話をしていたとき。


私「昨日なんか夕飯食べながらうっかりTVチャンピオン見ちゃった。」
(半分嘘。本当は「フィギア王」だからわざわざ時間を作った)
友人「何やっていたの?」
私「フィギア王なんだけどね」
友人「フィギアって、人形?」
私「そう、お人形さん.....。」

『お人形さん』で決して間違っていない。
だけどどうも女の子が持つものというイメージがまとわりつき、友達がいまいち分からないような雰囲気だったので、つい....

私「人形といっても、男性向けのね」
友人「.....あぁ、『男性向け』で分かった!」


男性向けフィギアって表現が限りなくエロいような感じがする。
いくらその友人にオタ趣味があることはバレていても、さすがに美少女フィギアがどんなものか詳しく説明するとオタク度パワーアップ認定されそうだったんだもん。
もっとも、この説明でどんなのか分かった友達もただ者ではない。

友人「それって作る方の?」
なんだよ〜、コレクターの存在を知っているじゃん....


その後はどんな材料で作っているの?とかごく真っ当な方向での話題に持っていき、『萌え』がメインテーマなんて間違っても口にださなかった。
エアブラシで彩色するんだよ〜とか言ったら友達驚いていたっけ。



以前からあるプロモデラー王選手権とは専門性を強め、今回はあくまで萌え系美少女フィギアに特化したあたりが、アキバ王やコスプレ王をやった最近のテレ東らしいといえばらしい。

...言い方を変えると、オタクを食い物にしているとも(汗)。


フィギアオタクの代表としてアキバ王に出場したフィギアオタの部屋を公開して、しかも第一ラウンドのお題としてこだわりの品をセレクトさせたところは、選手の使いまわしをよくするTVチャンピオン的演出です。
ちなみにギャルゲーキャラはわかりませんが、DESTINYのフィギアは一発で分かりました。
ルナマリアとかミーアとか。
スパロボのキャラじゃなくて、そっちの方使って欲しかったな。


版権の都合もあるだろうけれど、第一ラウンドに既存フィギア改造をやった以外、第二第三ラウンドでリアル芸能人をモデルにしたフィギア作りになったのが、なんか違うような感じで物足りなさを感じた。
むしろリアル傾向よりは、オリジナル美少女とかを作ってくれる方がなんぼ良かったことか。

そりゃ、そんなお題でも完成度は目を見張るほどすごいけどね。
ワタシも好きなキャラを二次元のイラストだけじゃなくて、あんな風に三次元にできたらどんなにいいかと、ため息をついちゃった。

春休みにがんばってみようかな。
以前チャレンジしようとして挫折した時の工芸用ネンドが残っているから。




それにしても、選手たちが何かアイディアを出すたびに「これは萌えですね」というのにはまいった。あと、いかにも的な行動をする採点者のオタクたちも痛すぎる。

2ちゃんに書き込みがあったけれど、普通「フィギア萌え」ってあくまでそのキャラクターに萌えているのであって、記号化されたスタイルのフィギアが「萌え」ってわけじゃないだろうに。何より無理矢理選手たちに「萌え」と言わせたいラウンド司会者がうざかった(特に第一ラウンド)。

萌えはある特定の属性に対して自分の中で湧いてくるもので、キャッチフレーズ的に言葉じゃないと思う。それ以前に、言葉として発するのは本当にやめてほしい。言うのなら「萌え」と名詞的に使い、「萌え〜」なんて間抜けに伸ばさないで欲しい。
特に、オタクとしてテレビに映る面々に強く望みたい。
あんたら、一般人の考える典型的オタクを演じるなんて、オタクとしてのプライドはないのかと。
(それが素だったら、さすがにワタシも引く)

選手は世間的に謝った認識をされている「萌え」でフィギアを製作しているのではなく、各人のフィギアに対する真摯な思い入れで製作しているのに。
テレビ的におもしろくしようとするのは分かるけど、「職人」の選手たちにそれは失礼じゃないかと思うわけです。
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by taba-aki | 2006-01-27 23:58 | TV・映画(アニメ以外) | Comments(0)

前回の記事を朝になって改めて読んでみたのだけど...恥ずかしい。
何考えて書いたんだ?わたしは。
そして再び夜に読んでみると、それほど違和感がない。BLの範疇にも入らない、限りなく健全に近い物語じゃないだろうかと...

夜っていうのは、本当に魔の時間だな!
この日記の更新はほとんど真夜中にやっているので、そりゃ壊れた文章にもなるさ。
とても親に「ブログやってる」と教える勇気がないわな。


魔の時間ついでに書いておこう。
22日の20時から2時間ほど、NHKの「日本の、これから」という番組を途中まで見た。
テーマは若者の生き方で、中心は定職(正社員、自営)につかず、フリーターやニートが増加しつつある社会というネタでの若者・大人各グループでの討論会番組。

大人と若者にはそりゃ分かりあえないところがあって当然なのさ。
大人が若者に社会的モラルが低いと嘆いても、若者は大人社会はつまらないと反撃するばかりで、お互いに平行線。

まるで、種運命のアスランとシンの会話みたいだ(笑)。
シンは基本的に「ガキ」だからな。


厳密にはフリーターとニートは一緒に論ずるべきではないと思うんだがなぁ。
フリーターはともかくも働く意志はある。夢を追うためにあえてフリーターでいるのと、正社員への道が険しいために不本意ながらフリーターをやっているのとでは、また大きな違いがあるのだけど、人によって程度の差はあるにせよ、基本的に方向性はある。
ニートはその方向性すら見失って、踏み出すことすらできない人たちのことを言うのだと、私は思う。

フリーター対策とニート対策はまた別個の性質を持つものじゃないのか?
ニート対策の中には引きこもり対策もむろん含まれると思うけど、番組じゃほとんど触れられていなかった。


途中まで見ていたけど、番組的にはフリーターについて、つまり
「自分の人生なんだから、会社なんかに縛られずにやりたいことをやる」
「地方は地元に若者の就職先が激減していて、働きたくても正社員を募集するところはわずかで、アルバイトパートといったキャリアに結びつかず人生設計をたてにくい職種ばかり募集がある。こういった社会は問題だ」
「若者は働くことに甘えがある。アルバイト程度のスキルしかないのに、正社員を望む。しかも正社員なら背負わなければならない責任を避けようとする。」
「選ばなければ仕事はある。ただ、好きでもない仕事をやっていくのは本人にとって不幸だ」

こんな感じで討論されていくわけで。
浅いよなぁ...

やりたいことが明確で、それを目指すのは結構なことですよ。
でも番組で誰か言っていたけど、そういう人たちってたいがい「ハイリスク・ハイリターン」な職業を目指すんですよね。
ミュージシャンとか俳優とか漫画家とか。
たいがいそういのって昔から好きで、趣味である程度のレベルを持っていて、好きだからそれを仕事にしたいっていうの。

その手の職業でプロで食っていける人なんて、志望者のほんの数%(もしかしたらもっと少ないかも)でしかないんだから。
それでもいいと苦難の道を歩んでいる人に、「フリーターを選ぶ?」って聞くのは邪道ってもんですよ。本人は生涯賃金がサラリーマンより低かろうが、老後が保障されなないだろうが、そんなの承知でやっているんですよ。

それにしたって、その道を目指す人なんて全体から見ればほんのわずか。社会問題にすべき数ではない。
むしろ、フリーターで問題にするのは、「フリーターにしかなれない」という層だと思うんですけど。
「夢追い人」よりも、何倍の人たちが苦境に立っているんだから。
(だったら、「若者」というテーマじゃなくてもよかった)



「好きなことを仕事にすればいい。」というのは実に偽善的な言葉。
「好き」なことを仕事にすれば、それに必ず付随するあらゆる困難のせいで、「好き」だったものがただの「仕事」と化してしまうのが大かと。
というか、好きなことを「仕事」として割り切れることもできるかどうかにかかっているんじゃないのかな。

私は昔から漫画絵描きが好きだけど、画力とか食える自信がなかったから職業として目指そうと思わなかった。
頑張れば、それなりの作品が描けるようになったかもしれないけど、漫画家やイラストレーターの世界が厳しいということを知っていたから、そんなハイリスクを負う勝負はできなかった。

つぅわけで、社会的地位とか収入とか色々考えて、現在の獣医学科在籍に至っている。
だけど、今は受験まで得意科目だった生物を毎日勉強する日々を送って、生物三昧でうれしいはずなのに、色々辛いことが山積み。
学術的に通用する生物はまた次元が違っていて、今では苦痛半分で勉強している。
生物あんなに好きだったのになぁ〜、あの意欲はどこへ?
(いえ、もちろんまだ意欲は残っていますけど。)

ということで、命をかけられるくらい好きって言う人以外は「好きなことを仕事にする」というのはどうかと思うんですよね。




これも夜に書いたものなんで、過激な部分があるかも。
あとで読んで後悔しそうだ。
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by taba-aki | 2005-10-23 00:21 | TV・映画(アニメ以外) | Comments(0)

昨日の19:53~21:48まで、テレ朝系で「史上最強アニメランキングベスト100」をやっていて、途中からみたんだけど。...やっぱり見なくてもよかったかも。


中途半端なアニオタなわたしですが、それ以上に相変わらず中途半端に一般向けに迎合した内容でうんざりでした。本当にアニメ好きは、むしろこの番組はネタとしてしかみないのでは?
っていうか、司会の爆笑問題をなんとかしてほしい。バラエティとしてアニメをとらえるのはやめてほしい。
わたしゃ、ガンダムもハガレンもすごくまじめに考えながらみているんよ。...(怒)


この手の番組でいつも思うのだけど、アニメのようなオタ要素が強くて世代間での好みギャップが激しいジャンルを、投票者のバックグラウンド(年齢や性別、好みのジャンル)を平均化してランキングするのに意味があるのだろうか?
例えていうならば、歌の世界でJ-POP、ロック、洋楽、演歌、クラシックをぜんぶひっくるめて、どの歌が人気あるのかとランキングするようなものじゃないのか?と思うわけで。


できれば、投票対象者の年齢層を広くとるのではなく、狭くしてほしい。年齢構成円グラフが表示されていたけど、この作品がどの世代に支持されているのかという傾向は分かっても、それがランキングにどう反映されていったのかが分からずじまい。


強いて良かった点をいえば、最近のアニメがそこそこランクインされていたことかな。ただお子さま世界で圧倒的人気をほこる、ポケモンやプリキュア、中高生に絶大の人気を誇る「鋼の錬金術師」が思いのほか低ランクだったのは意外でした。大人世代の票を集めなかったのが原因だというのが見え見えですね。

ワンピースやドラゴンボール、スラムダンクといった人気ジャンプ作品が上位に食い込んだのは、特にアニメが好きという層以外でもよく好まれている作品だからにほかならない。

ついでにいえば、毎回レギュラーのごとく登場する、「サザエさん」「鉄腕アトム」「ハイジ」「フランダースの犬」といったラインナップについて一言。
この作品に投票した人、本当にその作品が好きなのか?
アニメ作品なんかよく分からないから、とりあえず知っている作品に投票しておけ、みたいな意図が見え隠れしていると邪推してしまうのだが。


と憤慨して書いた翌日(記事の主文は放映当日に書いてます)、驚きの事実が!
テレ朝のサイトに掲載していたランキング表をみてあぜん。
「テレビと順位違うやん!」

番組放映順位
1位:ガンダム
2位:ドラゴンボール
3位:ドラえもん


だったのに、サイトだと
1位:鋼の錬金術師
2位:ガンダム
3位:ドラゴンボール


おいおい、番組じゃハガレンは20位だったのに、この大躍進はなんなの?
サイトじゃ4位に魔法先生ネギま!がランクインされているじゃないか!

あきらかにサイトでのランキングの方が、今のアニメ人気状況を反映しているような気がする。おそらく一番多数票があったであろう10代の好みが反映されていますね。

特に、萌え系アニメがいくつもランクインしているところを見ると。



もうひとつ言わせてもらおう。
司会やゲストが中途半端なコメントをするもんだから、余計ストレスがたまる。
もう少し、突っ込んだまともなコメントしろや!(オタ向けじゃないから仕方がないだろうけど、なんか不満)

一番あっけにとられたのが、番組ラストに出た「ガンダムの意味は?」という問題。答えは「フリーダムガンボーイ」だったんだけど、これについてなんの根拠の説明なしで、ただゲストがうんちくで言った映像を流しただけ。
ちょっと待て!このあいだ一人で種運命まつりをやった身としては、「ガンダムって何かの頭文字を合わせた奴だったよな」とまずそっちが頭に浮かんだ。

General
Unilateral
Neuro - link
Dispersive
Autonomic
Maneuver Synthesis System

ガンダムシリーズMSの起動時にOSがディスプレイ表示される、あれです。
*上記は種版の資料から。種運命はまた違う表記をするみたいです。

ガンボーイというのが「ファースト」ガンダムの初期タイトルだという逸話は知ってはいたんですが。というか、10代はむしろSEEDで定義されている意味の方がメジャーでは?(もっとも、そこまで意識して見ているかどうかは疑問)

そんなガンダムが番組では1位でしたが、これは「ファースト」が1位なのか、ガンダムシリーズとして1位ゲットなのか、アンケートの詳細が知りたいところです。映像は「ファースト」だったけどね。できればガンダムシリーズ別個にカウントして欲しかったな〜。
たぶん、SEEDシリーズ好きなお嬢さん票もかなりあったんじゃないかと思う。


ちなみにわたくしが好きなシリーズは...まぁ、一応「ファースト」と言っておく。その流れで0083が好きだから。
その次にやっぱりSEEDが来るかも。物語的にも構成的にも不満はすごくあるけど、やっぱりアンディ票60%で(笑)。いやいや最近トダカ一佐ブームで種運命もいっちゃうかもしれん(汗)



もっとも、シリーズひっくるめはガンダムには限らなかった。「おジャ魔女どれみ」なんてどのどれみなの!?と番組を見ていないわたしですら思わず突っ込んでしまったくらいでしたから。




わたしが一番みたいアニメランキングはですね、「アキバ系くんが投票する人気アニメランキング」!
申し訳ないけど腐女子の方は投票不可です。票が割れますから。定番のロボット系に萌え系アニメがどこまで票をのばすか、ぜひやってもらいたい所です。
この間のTVチャンピオン・アキバ王選手権でやってくれればよかったのになぁ。



<コメントを踏まえて追記(9/26)>

押井守氏の場面は見ていなかったけれど、あの一般向け番組で押井の名前を出すこと自体無謀。ガンダムの富野氏の名前すら出さなかったのに。
普通にアニメを見ている人は彼の名前なんか知りません。それでもミニ知識として出したいなら、アニメファンでも納得する番組内容にするべきなんだけどな(それやったら時間内に番組終わらないけれど)。

富野氏といえば、そういえば8月の「まるごとガンダム」でもガンダムの名前の由来を言っていたような気がする。濁音がある方が強そうっていうの。
最後の問題だったのに、なんだか急遽時間合わせに作った問題みたいで、ガンダムファンの怒りを買うんじゃないのかな。
10代の子たちで、「なんでファーストが出て、種運命がランクインしないの!」と苦情を出した奴はいないのかしら。私がファーストを知らずに、SEEDシリーズしか知らなかったら、たぶんそう思う。
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by taba-aki | 2005-09-23 17:07 | TV・映画(アニメ以外) | Comments(2)

小説なんて、最近じゃ「銀英伝」しか読んでねぇよ(汗)状態なわたくしですが、興味があったので見てみました。
NHK/クローズアップ現代

最近10代20代の若手作家が多く台頭している背景をさぐる内容でした。

若者の中でメールやネットが必需品になり、文章を書く機会が今まで以上に多くなってきていることから、小説を書く人が急増しているそうです。
文体も作家として大成している人の模倣とかではなく、メールで使うような会話文の短い文節で構成されているパターン。加えて漫画に使用する効果音そのままに文章に使うとか。

確かにライトノベルが急成長な時代だから、いわゆる純文学に挑戦する人も増えてもおかしくはないけど、それにしても出版社が注目しだしたことが意外な感じがする。つまり、この手のは売れる!と判断したわけですね。
恋愛とか日常の小さな事件とか、そしていじめとか。テーマが若者に身近なだけに、文章技術がどうのという前に、読者が共感しやすいってことが大きいかも。

でもジャンルは「ライトノベル」じゃないんだ。
ファンタジー系だとなんかオタクっぽいジャンル扱いなのに、恋愛とかになると社会的に話題になるってなんか差別じゃない?
そもそも漫画だったら10代20代作家がたくさんいるのに。そもそも、若者「だけ」が読むジャンルの作家は若いというのは当たり前な認識だったのかしら。
なんで作者が若いというだけでそんな大騒ぎになるのか、いまいち理解しがたいところがある。
そりゃ、資料分析を駆使した大作を書いたのが10代だって言ったら、すごく驚くけどさ。資料を使うこともある程度訓練が必要だから。
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by taba-aki | 2005-03-07 22:18 | TV・映画(アニメ以外) | Comments(0)

HNK教育で放映された新日曜美術館「都市を変えるポップカルチャーOTAKU・おたく」、見てみました。

昨年のヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展の日本館の紹介番組だったんですが、正直なところ真面目なNHKの美術番組が「おたく」をテーマにしたこの日本館を取り上げることに、実はちょっと驚いてみたりして。



展示の様子の映像をみると、BGMに劇場版エヴァンゲリオンの「Komm, susser Tod/ 甘き死よ、来たれ」が使われているし! (実はこの番組を見る直前に、エヴァのCD聞きながら非公開日記(いわゆる普通の日記)を書いていたので、え、えぇ〜!?てな別の衝撃もあったけど)
エヴァはオタクの象徴扱いなのか〜、そりゃ新第三東京市が舞台な所なんざ「都市の変容」が展示にはある意味通じるところがあるかもしれないけど。

日本館展示はパッと見、アニメショップと同人誌屋と模型店が一緒くたになったという感じ。3月13日まで東京都写真美術館で帰国展示をしているらしいんだけど、その時までに私まだ帰省しないよ。見にいきたいなと思ったのに...


番組自体はオタク文化に疎い、本来の視聴者向けになるべく理解できるように簡易な表現を使って、かつ特異さを強調せず文化の一つのあり方として紹介する姿勢に好感がもてます。
興味があるのはやはりこの分野に特有の言葉をどう説明するかでしたね。日本館展示コミッショナーの森川氏が当たり障りのない説明をしていましたが、誤解を受けることもない説明かな。


「オタク」については、マニアと混同されるが、マニアは鉄道やカメラなど実際に存在する物に対して情熱を傾けるのに対し、オタクはマンガ・アニメ・ゲームに代表されるように虚構の存在に情熱を傾ける人のこと、と言ってました。こういう定義、初めて聞きました。ほぉ!と妙に納得しちゃったりして。

同人誌を出したら男性向けエロのほかに、当然女性向け「やおい」は避けられないけど、この定義を基本的な「やまなし、おちなし、意味なし」と紹介してそれで終わってしまったことに非常に残念に思ったりします。もともとはそうなんだけど、今そんな意味で「やおい」という言葉を使っている人は現実的には皆無。NHKだから”男性同士の同性愛を描いたジャンル”とはさすがに紹介しにくいんだろう。と思ったら、後半で「現在の同人誌はパロディが中心で、特に同性愛を扱うものが多い」と言っていた。やっぱりそれは触れておかないといかんだろうな。
コミックマーケットの会場内模型は圧巻でした。小さな机を並べて、その上にサークルカットを一枚ずつ貼付けてある。うわ〜お疲れさま!


「オタクの部屋」ミニチュア、すごく興味あります。実際の部屋をモデルにして作成したそうなんだけど、自分の部屋と比べて自分がまだまだ甘いってことを知りたい気持ちがある(笑)。
引きこもりを専門にしている精神科の医師が監修したそうなんだけど、オタクといってもゲーム好き、コスプレイヤー、絵描きさんとでは全然違うと言ってました。そりゃ根源の好みが同じでも、趣味の活動ジャンルが違えば部屋も違うのは当然と私なんか当たり前に受け止めた。
でもオタクをあまり知らない人にとっては、マンガがたくさんあって、アニメのポスターが一面に貼ってあって、テレビやパソコンがでんと置いてある薄暗い部屋とのイメージがあるんだろうなぁ。いやあ、そんなコアな部屋に一度してみたいですよ、私も。


日本館の展示の趣旨は「都市の変容」
秋葉原がオタクの街と化したのを、従来の都市は行政や企業が主導して街を作り上げてきたが(電機店が多く集まっているから、オーディオ趣味の人が集まってきたというふうに)、現在の秋葉原はオタクな人たちが集まってくることで、街がその人たちに迎合するように変わったと、街のでき方としては特殊ということを強調していました。

まぁ、私に言わせてみれば、秋葉原は「男性オタク」の街ですね。何度か秋葉原に行ったことがありますが、萌え系の美少女ポスターはあちこち多いし、同人誌屋に入ればいきなり男性向けだったりするし。萌え系は確かに絵的にはすごくうまいし可愛い。お絵描きの参考にじっくり見てみたいんだけど、秋葉原じゃ女性がそんな絵の前で眺めているってのがかなり恥ずかしい。だってギャルゲーとかのポスターだもん(汗)。
そんな程度で気にするようじゃ修行が足りん!と言われそうだけど、少なくとも現時点ではそう。っていうか、女性客が異様に少ない街のような気がするんですけど。
だから、画面でみるかぎり展示もすこぶる「男性的」な感じがしました。


コミッショナーの森川氏、自分のオタクさを必死に押さえて、控えめな解説しているのがよくわかります。一人のオタクとして本当はもっとコアなことをしゃべりたいんだろうなぁと思う。これ2時間くらいのスペシャルにしてメイキングとかあったら面白かっただろうになぁ。
深夜でいいからやってほしい。BS2あたりでやらないかな。


ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館 公式サイト
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by taba-aki | 2005-02-27 22:38 | TV・映画(アニメ以外) | Comments(0)